このガジェットでエラーが発生しました

2014年9月28日日曜日

YKO流180°ヘアピンコーナー!【MTBフェスティバル編】

前回は平田クリテでの90度コーナーについて掘り下げてみましたが、
今回は岐阜県のウイングヒルズで行われた『MTBフェスティバル』3時間耐久レースの名物コーナー、『ゴール手前180度ヘアピンコーナー』を掘り下げようと思います。

今回は前回と違いオンロード(アスファルト)かオフロード(悪路)の差があります。
前回とは多少考え方が違いますが、共通する部分もあります。
そこを気をつけて見て下さいね。



さて、今回の180度ヘアピンコーナーはこんな感じです。
ココのコーナーは一癖あります。
コーナー進入側と出口側で路面が変わってるんです。
コーナー進入側は細かい砂と小さな石です。
コーナー出口側は大きな石が敷き詰められている砂利道になっています。

コーナー手前のわりとグリップ力の高い路面で、そのまま勢いよくコーナーへ進入してしまうと、後半のコロコロ転がる石にタイヤを取られ。スカッと転倒してしまう難しいコーナーです。


前回出たコーナーの基本、『アウト・イン・アウト』という言葉がありますが、オフロード上でのアウト・イン・アウトは出来るコーナーと出来ないコーナーとがあります。
あくまでも路面が安定したエリアでないと成立しにくいと僕は考えています。
前回と違う所はこういった部分、個性の違う路面が2種類ある1つのコーナーなので、前回とは少し切り離して聞いてください。

まずは今回のレースでスーパー速かったジュニアライダーのラインを見て頂きましょう。
勢いよくコーナーに進入してきました。
勢いよすぎたんでしょうね、片足出してしまってます。
ま〜、そこは今回無視してラインの話でいきます。
コーナーイン側。(コーナー中央)
ここから滑る路面になります。
少しハンドルが取られているのが見て分かります。
滑る路面に手こずりコーナー出口は大きく膨らんで、最後のアウト側で加速し始めました。

多くのライダーが同じこのライン。
これがスタンダードラインでした。





さて、ここから上手なライダーのラインです。
実はコース幅が広いコースほど難しい。
どこまで、どのように使う事が出来るのかの判断が難しい。
大きく回りすぎるとロスになるのでは?など。
そんな中、このライダーはしっかりコース幅を使っています。
それはなぜか?後半に説明します。
スタンダードラインを走る先ほどのライダーとの比較です。
その差は1m以上ありそうですね。
後半の路面が安定していればここでも良かったと思います。


では次。
コーナーイン側(コーナー中間地点)です。
ここから路面が変化し滑りやすくなります。
ライン取りの上手なライダーさん。
先ほどアウト側いっぱい使ってコーナーへ進入し、出口側に向けて加速態勢に入っています。
この加速態勢に早く持っていきたいがために、あそこまで大きく回り込んだのだと思います。
ではスタンダードラインの場合は下の写真。
まだ90度も曲がれていません。
この後ズリズリとアウト側まで膨らみながら少しずつ出口側へ向きを変えていきました。
滑る路面に入る前に出来る限り向きを変えることで、安全に走ることができます。
上手いライダーさんは早い段階でバイクが曲がり終わっているので加速(ペダリング)もとても早いタイミングでできています。
スタンダードラインだとこの辺りからの加速。
スタンダードラインに比べ、自転車2〜3台分早く加速(ペダリング)する事ができます。

グリップ力の高いエリアで曲がってしまうことで安全に走ることができ、早いタイミングでペダリングを入れられ加速も早く、トップスピードにのせることができます。

オフロードはオンロードと違い、路面も安定していません。
オフロードでのコーナー練習はアスファルトで行う練習方とは明らかに異なるのではと僕は考えています。
※コーナーワークの基本はアスファルトコーナー練習で補うので、アスファルト練習はとても大切です。


では、オフロードでの練習は何をしたらいいのか?
それはまたの機会にお話しできたらと思っています。

※オフロードでのコーナー練習は転倒の危険が常にあります。
ヘルメットやプロテクターだけでなく、周りの環境にも注意して練習しましょう。